仙台デザイン専門学校

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    「デザイン専門学校はやめとけ」と言われる理由と、後悔しない学校選びの基準

    「デザイン専門学校 やめとけ」——ネットで進路を調べると、こうした声が目に入ることがあります。

    実際のところ、この言葉にはもっともな部分もあれば、誤解や偏見が含まれている部分もあります。デザイン教育に長年携わってきた立場から、「やめとけ」と言われる理由を一つずつ検証し、後悔しない学校選びの判断基準をお伝えします。

    「やめとけ」と言われる5つの理由を正直に検証する

    理由① 就職できない・就職率が低い

    ネット上でもっとも多い声がこれです。たしかに、デザイン業界は人気が高く、大手企業のデザイナー職は倍率が高い世界です。しかし、「専門学校に行っても就職できない」というわけではありません。

    実際に、デザイン系専門学校からはWeb制作会社やデザイン事務所、広告制作会社、印刷会社など、デザインに関わるさまざまな企業へ就職している卒業生が数多くいます。専門学校では、作品制作やポートフォリオ作成、就職活動のサポートなどを通して、デザイン業界への就職を目指します。

    もちろん、すべての学生が希望する職種や企業へ就職できるわけではありません。この点については、後悔する人としない人の違いとして後述します。

    また、デザイン系専門学校には、イラストレーターや漫画家など作家活動を目指すコースもあります。そのため、卒業後は就職ではなく、創作活動やフリーランスの道を選ぶ学生も一定数います。こうした事情も、「就職できない」「就職率が低い」と言われる一因と考えられます。

    理由② 美大卒に比べて不利

    「美大卒じゃないと大手に入れない」という声もあります。一部の企業の募集要項に「4年制大学卒」の条件が含まれていることは事実です。しかし、デザイン業界全体で見ると、採用で重視されるのは学歴よりもポートフォリオの質です。

    在学中にどれだけ実践的な作品を制作できたかが勝負を分けます。2年間、企業案件レベルの課題に繰り返し取り組むことで、就職活動で活かせる作品を一つひとつ積み上げ、自分の制作力を伝えられるポートフォリオを作っていくことができます。

    理由③ デザイン業界自体がブラック

    「拘束時間が長い」「給料が安い」という業界そのものへの批判も、「やめとけ」と言われる理由の一つです。かつてのデザイン業界にこうした傾向があったことは否定しません。

    しかし近年は、Web業界を中心にリモートワークやフレックス制度が広がり、働き方は大きく変化しています。インハウスデザイナー(企業内デザイナー)として一般企業に就職するという選択肢も増えました。デザインスキルを持つ人材の需要は、広告やWeb制作だけでなく、EC、メーカー、ITなど幅広い業種に広がっています。

    理由④ 資格が取れても意味がない

    「デザインの資格を持っていても就職には関係ない」という意見もあります。デザイナーとして働くために国家資格は不要であり、この点は事実です。

    ただし、色彩士検定やIllustrator®クリエイター能力認定試験などの資格は、学んだ知識の証明として履歴書に記載できます。デザイナーになるために必須の資格ではありませんが、学業に真剣に取り組み、知識やスキルを身につけた証として評価されることがあります。資格だけに頼るのではなく、ポートフォリオと合わせて活用するのが現実的です。
    出典:色彩士検定
    出典:Illustrator®クリエイター能力認定試験

    理由⑤ 「独学とあまり変わらない」と感じてしまう学校・環境もある

    学校によって学費には幅がありますが、一般的に2年間で200万〜300万円程度とされています。その費用に対して、「独学でも学べる内容だった」と感じる人がいるのも事実です。学校選びの際は、学費だけでなく、授業内容やサポート体制なども含めて比較することが大切です。

    授業の質を見極めるポイントは、講師が現役のプロかどうか、課題が実際の仕事に近い内容かどうかの2点です。現役のクリエイターが教壇に立ち、企業案件に近い課題で制作経験を積める環境であれば、独学では得られない実践力が身につきます。逆に、教科書をなぞるだけの授業が中心の学校では、学費に見合わないと感じるのは無理もありません。
    出典:仙台デザイン専門学校-2027年度募集要項-納付金

     

    後悔する人としない人の決定的な違い

    同じ専門学校に通っても、「行ってよかった」と感じる人と「やめておけばよかった」と感じる人がいます。この差はどこから生まれるのでしょうか。

    後悔する人の共通点は、「なんとなく」で入学していることです。やりたい仕事が明確でないまま、「これならできそう」「周りに勧められてなんとなく」という漠然とした理由で進学すると、2年間のカリキュラムについていく動機が弱くなります。課題への取り組みが浅くなり、ポートフォリオの質が上がらず、就職活動で苦戦する——という悪循環に陥りやすくなります。

    後悔しない人の共通点は、「この職種に就きたい」という目標が入学時点である程度固まっていることです。目標がはっきりしていると、授業の一つひとつが自分の将来につながる実感が持てます。課題に真剣に取り組む姿勢が作品の質に直結し、それがそのまま就職活動の武器になります。

    つまり「デザイン専門学校はやめとけ」が当てはまるのは、目的が曖昧なまま入学する場合です。逆に、明確な目標を持って入学する人にとっては、最短で夢に近づける環境になり得ます。

    後悔しない学校選びで見るべき3つのポイント

    「やめとけ」と言われる学校と、そうでない学校の違いは明確です。以下の3つを確認すれば、後悔するリスクを大きく減らせます。

    1. 課題が「仕事」に近いか

    授業の課題が教科書の模写やツールの操作練習だけで終わる学校と、架空のクライアントを設定してデザイン提案までを行う学校では、2年後の実力に大きな差がつきます。オープンキャンパスで学生の作品を見たとき、「これは実際の仕事で使えるレベルだ」と感じられるかどうかが判断基準です。

    2. 担任制や少人数指導で、一人ひとりを見てもらえるか

    大人数を一括りに指導する学校と、担任制やゼミ形式で学生一人ひとりの制作や進路を継続的に見てくれる学校とでは、2年間で身につく力に差が出ます。授業についていけているか、就職活動の方向性で迷っていないか——そうした変化に気づき、声をかけてくれる先生がいるかどうかは、パンフレットの数字だけでは分かりません。オープンキャンパスで、実際にどんな体制で学生を見ているのかを確認してみましょう。

    3. ポートフォリオ制作のサポートがあるか

    デザイナーの就職活動において、ポートフォリオは履歴書以上に重要な提出物です。作品の制作だけでなく、まとめ方や見せ方まで個別に指導してくれる体制があるかどうかを確認してください。一人ひとりの得意分野や表現の方向性を踏まえた指導が受けられる環境が理想です。

    よくある質問

    Q: デザイン専門学校は本当に「意味ない」のですか?

    A: 目標が明確な人にとっては意味があります。独学と異なり、プロの講師からの直接指導、同じ志を持つ仲間との制作環境、就職サポートが得られるのは学校ならではの価値です。

    Q: 卒業しても就職せずフリーランスになる人はどのくらいいますか?

    A: 学校によりますが、作家活動やフリーランスを選ぶ学生は一定数います。在学中からSNS活用や営業方法、フリーランスに必要な税金知識の概要に触れる学校もあり、卒業後の多様な働き方に対応した教育が広がっています。

    Q: 社会人や既卒者でも入学できますか?

    A: 多くのデザイン専門学校では、既卒者や社会人経験のある方も一定数在籍しています。さまざまな背景を持つ学生が、互いに刺激を受けながら学んでいます。

    まとめ

    「デザイン専門学校はやめとけ」という声は、すべてが間違いというわけではありません。学校の質にはばらつきがあり、目的が曖昧なまま進学すれば後悔する可能性は確かにあります。

    ポイントを3つに整理します。

    • 「やめとけ」が当てはまるのは、目的が不明確なまま入学する場合
    • 学校選びでは「課題の実践性」「担任制・少人数指導」「ポートフォリオ指導」の3点を確認する
    • 明確な目標を持って入学すれば、2年間で実務力を身につけられる環境になる

    不安があるなら、まずはオープンキャンパスで実際の授業や学生の作品を見てください。ネットの評判だけで判断するのではなく、自分の目で確かめることが、後悔しない進路選択の第一歩です。

    仙台デザイン専門学校のオープンキャンパスでは、在学生の作品展示やデザイン体験を通じて「この学校で何が身につくか」をリアルに確認できます。現役のプロ講師に直接質問できる時間もありますので、気になることはその場で解消してください。

    オープンキャンパスの詳細・お申し込みはこちら

    この記事の監修者

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    執筆:仙台デザイン専門学校 広報担当

    高校生向けの進路ガイダンスや職業説明、学校紹介を多数担当。「デザインを仕事にしたい」「クリエイティブな職業に興味がある」高校生と保護者の皆様に寄り添い、失敗しない学校選びのポイントを公平な視点でお届けしています。

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